新鹿沢温泉(しんかざわおんせん)鹿の湯つちや
旧鹿沢温泉とよばれる湯の丸山のふもとからさらに4km北上した位置にあります。鹿沢温泉での火事で温泉街が壊滅して、紅葉館を残して他の宿はこちら新鹿沢温泉に移転したんだそう。
『1300年ほどまえ、孝徳天皇の御代、猟師が山中で全身白色の鹿に出合いその後を追いかけると、突然姿が消えて熱湯が湧き出した。その湯煙に中に金色の御仏、信濃国分寺の本尊、薬師如来が現われて、「多くの人の病苦を救い、長寿に効く、 霊湯にしたい」とお告げになられたのがはじまりと伝えられています。』鹿の湯つちやHPより。
新幹線の駅だと佐久平や上田が最寄り、てっきり長野県かと思いきや少しの差で群馬県。湯の丸高原辺りが県境でした。
【住所】群馬県吾妻郡嬬恋村田代1017-59
【TEL】0279-98-0314
口コミを見ると酷評もちらほら。でも目的は温泉と登山の前泊。特別なおもてなしは必要ないので大丈夫でしょう、ということで予約。
玄関入ると右手に下駄箱、左奥には日本百名山のポスター。グレートトラバース3で宿泊したのか田中陽希さんのサインも発見。陽希さんの泊まったお宿、初めて!
玄関右側ではなぜか熊皮がでーん。脱いだ靴はそちらへ、と熊の向こう側の靴置き場へセルフでお片付け。おお、そーゆーお宿ですか。
予想以上に大きい館内、3号館まであるとは。
事前情報ではクレカ不可。クレカは使えませんがPaypayが利用できました。希望する方、確認してみてください。
客室 和室・トイレ付き
品数少な目でリーズナブル価格のプラン、朝夕つきで2名宿泊で7,800円/人+入湯税で宿泊。がっつり温泉めしを食べたくない気分だったので素泊まり(同日5,600円)を当初考えましたが、軽めコースを選べたので食事つきにしてみました。
トイレ付の客室を選択、予想以上に広くて12畳もあります。踏み込みから眺めるとどーんと広くて、合宿所か何か?という感じ、枕投げが始まりそうです。8名くらいは余裕でお布団広げられそう。窓の外はお宿の中庭です。
6月だけど石油ストーブスタンバイ。実際に少し利用しました。やはり高所です。エアコン・クーラーの設置はありませんが、夏は涼しいのかしら。卓上にお茶のセットはあるものの、お茶菓子(お着き菓子)はありません。
確かに古い、古いザ・昭和な宿だけど畳はちゃんと張り替えられています。
踏み込みの両側に小さい洗面と頑張って取り付けた感のあるウォシュレットトイレ。
つちやの名入り温泉タオル。
もしや自分でお布団敷く形式かしら、と思いきや夕食の間にひいてくれました。どこかの口コミにあった通りシーツや布団カバーがごわごわでシワシワなのでなんか笑ってしまった。家庭の洗剤、洗濯物の香り。
年季を感じる古い宿だけど清掃していないなんてこともなく、畳やふすまなどもきれいにしてある。ただ、やはり廊下や踏み込みの古いカーペットや壁が古かったり、なので埃っぽさ、カビっぽさを否定できない感じはあります。客室の扉も低いので高身長なヒトはつっかえるかも。
カメムシ用のガムテープも置いてありますが、山間部の宿はみな同じなのでそこも気にしても仕様がありません。
夕食 品数少な目プラン
福田 赳夫元首相の写真の飾ってある食堂で19時から。ザ・選挙区でしょうか。
リーズナブルプラン。メインは上州もち豚ポークソテー、すでに火が入ったものなので卓上で点火してちょっと温めて食べるシステム。右上の大根が固くて箸で崩れない、齧っても固くて困りました。オブジェとして愛でておきましょう。お刺身はギンヒカリ、たぶん。夕定食としては十分量。
ご飯は自分でよそう合宿所スタイル。
お味噌汁と水菓子は持ってきてくれました。
朝食
だいたい7時くらいから可能な様子。前日に何時にするのかご主人と相談。卵は美味しいのでナマがおすすめとのこと、でも生が苦手なヒトは左上の空の鉄板で焼くことができるようにしてあります。
もちろん温泉に入ります~